ミルクピールはフランス・DERMACEUTIC社製のケミカルピーリングセットです。

酸を用いた薬剤を皮膚に塗ることで、皮膚の表皮または真皮を剥がす（ピール）ことで新陳代謝を活性化させる治療です。

グリコール酸

グリコール酸はサトウキビやブドウ等から抽出されたフルーツ酸です。フルーツ酸の中では分子が一番小さいため皮膚の奥深くに浸透し、組織の働きを活性化させます。

グリコール酸の主な働きは角質の除去で、不要な組織を取り除くことで肌質が改善します。
細かいしわ・肌の色つや・きめが改善されます。
また、ヒアルロン酸の生成を促し角質層の保湿効果を向上させます。

スキンケア製品や皮膚科で使用されるピーリング剤の有効成分を浸透させる担体としての働きもあります。

乳酸

乳酸は保湿とpHの調整に使用されると同時にその抗菌性・脱色性・保湿効果が各治療で活用されています。
体内でセラミドの生成が向上されることで肌に潤いを与えます。
さらに、角質層の細胞の結合力が向上され、肌の凹凸を減少させます。

また、チロシナーゼが抑制されることで脱色を促します。

サリチル酸

サリチル酸分子は角質を剥離させる効果があります。
不要な皮膚組織を取り除き、グリコール酸・乳酸の皮膚への浸透を助けます。
古い角質が除去されるため、毛穴の黒ずみ・毛穴の開き・ニキビの改善効果が期待されます。

ミルクピール専用の洗顔料で洗顔をします。
薬剤の浸透を妨げるメイクや古い皮脂を落とし、ピーリングが正確かつ効果的に行えるようにします。

ミルクピールを顔全体に塗っていきます。しっかりとむらなく均等にミルクピールを塗布していきます。そして、患者様の皮膚の状態をしっかりと観察しながら適度な時間で終了します。

医療機関でのピーリングは高濃度の酸を使用するため、エステ店などに比べて効果が高いことが特徴です。 1回の治療時間が20分程度・2週間間隔で5回で済み、治療期間・時間ともに短いのも特徴です。